第4回 突発性難聴
歌手の浜崎あゆみさんが告白したように、突然耳が聞こえにくくなる病気です。
音とは空気の振動(音波)です。それゆえに、空気のない宇宙では音は伝わりません。
解剖図で示したように、耳は外耳・中耳・内耳に区分できます。鼓膜に伝わった音波は耳小骨に伝わり、効率よく内耳に伝達します。
内耳はこの振動を電気信号に変えて脳へ送ります。そして、脳で音として自覚します。
この内耳の部分が突然障害されて、聞こえづらくなるのが突発性難聴です。通常は一側性で、両側に生じることはありません。
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めまいや耳鳴、耳閉感(耳がつまった感じ)を伴うこともあります。
【原因】・・・現在のところ不明です。
ウィルス説、ストレス説、内耳の血管障害説等が考えられています。
<治療>原因が不明なので医療機関によって治療方法が異なる場合があります。
1・早期(2週間以内)に診断し、安静。
2・ステロイド剤、ビタミン剤、循環改善剤等の薬物投与。
3・星状神経節ブロック。
4・高気圧酸素療法。
【重要ポイント】
♯1
難聴は一側性、一生に一度(くり返さない)。もし反復する場合、聴神経腫瘍(良性の脳腫瘍)の可能性もある。
♯2
発症から2週間以内の治療開始が重要で、2週間以降に治療を開始した場合、症状の改善は厳しい。
♯3
耳閉感(耳がつまった感じ)は主に耳管狭窄症であることが多い。
♯4
めまいや耳鳴が伴うことがあるので、メニエル病との鑑別が必要。メニエル病は反復するが、突発性難聴は反復しない。